不動産の相続登記、ここをおさえて

相続

・不動産相続はややこしいらしい
遺産相続をするときには様々な財産が対象となり、そのすべてを把握することは難しいと思いますが、できるだけスムーズに遺産相続を進めていくためにも情報収集をしておいて損はありません。
現金や預貯金、株式のように比較的早く形にしやすいものであれば分割もそれほど難しくありませんし、トラブルになることもないのですが、不動産関連の財産がある家庭も多いと思いますので、そこがトラブルの原因になる可能性が考えられます。
不動産関連のトラブルにならないためには、まず正しい評価をしていくことが重要で、それぞれの評価方法をしっかり理解しなければなりません。
すべての評価方法を知る必要はありませんから、せめて相続の対象となっているものに関してだけはどういう評価をするのか知っておいてください。
不動産相続をするときには専門家を交えて進めるのが好ましく、評価方法についても教えてくれますし、第三者的な立ち位置から評価してくれるので相続人間でトラブルに発展するのを回避できます。
同じ土地でも貸家建付地と宅地では評価が違ってきますし、農地の様に農業委員会が関わってくるややこしいものもありますので、スムーズな相続ができるように専門家に入ってもらうのがおすすめです。

・相続登記の流れを知っておこう
そして不動産相続をする場合、特に意識しておかなければいけないのが相続税で、これは遺産相続するときにかかってくる税のことです。
相続税は現在3,000万円+(600万円×法定相続人の数)で基礎控除額を計算することができますから、まずは基礎控除額がいくらになるのか明確にしたあとで相続税の対象になっているかを確認してください。
仮に配偶者と子供4人が法定相続人となる場合、3,000万円+(600万円×5)で計算できますから、基礎控除額は6,000万円になります。
したがって相続する財産の総額が8,000万円だとすると、そこから基礎控除額の6,000万円を引きますから、残りの2,000万円が相続税の対象になる部分です。
そして相続登記の際に流れについても把握しておく必要があり、これはまず遺産分割協議をするために財産調査と相続人調査を行い、これらを確定させます。
遺産分割協議で決まったことを遺産分割協議書にまとめて、その後各相続人が相続登記の手続きに入ります。
相続税の計算はその際にやっておき、相続税の申告も済ませてしまうといいでしょう。

不動産相続は自分でやれる?

相続

・不動産の相続
相続財産としてすぐに思い浮かぶものは故人の現金や預金かもしれませんが、不動産も故人の遺産として相続人へと引き継がれます。
この不動産相続の手続きは自分でやれるのか、遺産に不動産が混ざっていると不安になりますよね。
もちろん専門家に相談や依頼をすれば確実に相続ができるものの、そうなるとお金もかかります。
できれば自分で手続きしたい方など、不動産相続も同じように自分でやりたい方も多いでしょう。

不動産相続のときに必要になるのは相続登記です。
あまり聞きなれない手続きとなりますが、これは専門知識がないとできないものではありません。
登記とは法務局で行う一種の登録手続きで、その不動産の所有者情報を登録する手続きです。
不動産はそれを購入したり、相続などで受け継いだりした方のものだと思えますが、実際にはその不動産の登記情報に書かれている所有者が正式な所有者とみなされます。
そのため不動産を新しく購入や相続などしたらこの登記を済ませて自分の名前を所有者として載せておかないといけません。

・相続登記は自分でできる?
不動産相続にあたって必要になる相続登記ですが、自分でやることも可能です。
手続きをする場所は法務局という特殊な役場になります。
こちらで登記の手続きを行えます。
基本的な手続き内容は書類の提出となりますから、実際に法務局で手続きするときよりも書類の準備の方に時間がかかることが多いかもしれません。

必要な書類はまず登記申請書です。
新しく登記したいという申請のための書類ですね。
次に新しく登記しようとしている不動産に関する登記事項証明書です。
これは法務局で申請すれば手に入ります。
次に被相続人の住民票の除票と、出生から死亡までを辿れる戸籍謄本。
亡くなった方に関する公的書類です。

次に相続人に関する書類として、全員分の戸籍謄本と印鑑証明書。
次に遺産分割協議書か、もしくは遺言書。
そしてその不動産を相続する方個人の住民票と、その不動産の固定資産評価証明書です。
非常に多くの書類が必要になり、慣れていないと難しい場合もあるでしょうが、これら書類を全部揃えて申請すれば自分で相続登記ができます。

・専門家への依頼も可能
不動産相続を自分でやるのが難しいと思ったら遠慮なく専門家の力を借りるといいです。
相続登記の専門家は司法書士が一般的ですが、これら相続関係の手続きを一括で引き受けている税理士などでも依頼できることがあります。
自分でやるのは難しいと思ったら専門家へ不動産相続の相談をするといいでしょう。

不動産の相続登記における期限はいつまで?

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被相続人が亡くなり相続が行われるとき、相続税の申告には期限があることを知っている人は多いですが、登記についてはどうなのでしょうか。
被相続人の遺産の中に不動産がある場合、相続登記の申請を行わなければ自分の名義にすることは出来ません。
そこで、不動産における相続登記についての期限と、不動産の相続登記を行っておいたほうがいい理由などについて見ていきましょう。

・不動産の相続登記には期限がない!
相続税の申告や納付には期限があるものの、不動産の相続登記には期限がないと言われています。
中には、不動産の相続登記における期限がないことで、被相続人の名義のまま相続しているケースや被相続人の名義のまま土地や建物を放置している人もいます。
不動産の相続登記においては、名義を変更しなくても罰則が課せられることもありませんし、法務局から支持されることもありませんよ。

・不動産の相続登記を行った置いたほうがいい理由と注意点!
不動産の相続登記においては、名義を変更しておかないと土地や建物を売りたいと思ったときに売却することが出来なくなってしまうので注意が必要です。
不動産を売却するときは名義変更をしてから出ないと売却が出来ないので、不動産を相続することが決まったときに名義変更として相続登記を行っておいたほうがいいでしょう。

・不動産が共有財産をして扱われているときの注意点!
不動産に関しては遺産分割協議が行われている間、相続人の共有財産として扱われます。
この際、相続登記を行うときは遺産分割協議書がなくてもできるのですが、不動産は共有財産として見られているため相続人の1人が勝手に売買することも可能です。
こういったケースは珍しいことではないので、相続登記を行う際や共有財産として見られている場合は注意が必要となります。

このように被相続人から不動産を相続したとしても期限がないため、いつまでに相続登記を済ませておかなければならないという規定はありません。
しかし、相続登記が遅くなってしまうと、不動産の売買をしたいと思ったときにすぐ売れなかったりしてしまうので、出来るだけ早いうちに相続登記を行っておいたほうがいいと思います。
相続登記で自分の名義に変更さえしておけば、土地や建物が不要になったときにすぐに売買できるようになり、不動産の件で頭を悩ませることもなくなるでしょう。
不動産の相続登記については期限がないので、生活が落ち着いてから相続登記を行うのがいいでしょう。

不動産相続の相談窓口


不動産相続に関して、一般の方がいきなり「申告して納税してください」と言われてもわからないことが多いですよね。
事実、相続をする場合、特に不動産相続の場合は計算も複雑です。
一般の方が計算するには難しいと言えるでしょう。
そのため、近年は相談窓口が全国に設置されています。
実際にそういうサービスを提供している企業や会社もあり、相談するだけで解決に向かうこともあります。
実際に相談窓口には専門知識を持った人がいて、相続に関して何でも相談できるのです。
わからないことがある場合は、早めにそういう相談窓口に相談することをおすすめします。
特に相続においては、相続放棄する場合は3か月、相続する場合には申告・納税が10か月と決まっています。
それを過ぎると延滞税が追加で課税されるだけではなく、面倒な手続きが増えてしまいます。
そのため、被相続人が亡くなった後は、すぐに手続きを済ませておくことが重要です。
ただ、なかなか時間もなくて手続きが難しい人も多いでしょう。

そういう場合にこそ、相談窓口を活用するようにしてください。
正直、相続では難しい言葉も多くて、素人が理解できる範疇を超えています。
素人の方の場合、相続を経験するのも人生でそうそうあるものではありません。
だからこそ、相談窓口を上手に活用して、サポートを受けることが重要となってくるのです。
まずはそれらの点も理解しつつ、その上で対応してもらうようにしてみてください。
ただ、相談窓口に関しては色々と設置されていて、ピンキリです。
自分に合っているところもあれば、合っていないところもあるかもしれません。
これらのサービスを活用する場合は、評判や評価、口コミにレビューなどを参考にしてみてください。
そうすれば、悩ましい相続に関しても相談でき、解決への糸口も見えてきます。

その他、相談窓口は業者だけではなく、士業の人も対応してくれることが多いです。
例えば、不動産相続に関しては弁護士や税理士が活用できますし、各種必要となる手続きに関しては司法書士や行政書士などが便利です。
このように、相談できるところは多々あります。
まずは自分たちが置かれている状況を整理し、できる限り早めに相談してください。

期限を過ぎてしまうと、余計な費用がかかるだけではなく、専門家も対応しなくてはならないことが多くなります。
結果的に費用も高くなるでしょう。
期限を過ぎると良いことはないので、まずは期限を守りつつ相談してください。

不動産の相続に関する相談をしたい

家族の方や親族の方が亡くなってしまい、それに伴い相続が発生することになったというケースがありますよね。
相続に関しては様々な悩まされるようなことが出てくるのではないでしょうか。
相続をすることになって相続税が発生するケースもあります。
相続税は大きな負担となってしまう可能性も考えられますので、受けられる控除はしっかりと受けて節税対策を行うようにしましょう。
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不動産の相続を甥姪が行う場合

家族の方が亡くなった場合にはその家族の方から遺産を相続することになることかと思いますが、親族の方が亡くなった場合も同様です。
親族の方が亡くなった、例えばおじさん、おばさんにあたる方が亡くなった場合遺産を相続することになるケースはあるのでしょうか。
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不動産を子供が相続することとなった場合

亡くなった方から遺産を相続するとなった場合、法定相続人または遺言書で定められた相続人がその内容通りの分配で相続をすることになるかと思います。
ちなみに遺言書は法律で定められたとおりに正しい形式で作成されている必要があります。
そんな遺産の相続において、中には不動産を相続するというケースもあります。
現金や預貯金といったほかにも不動産ももちろん金銭的価値のある財産ですし、それ以外にもゴルフの会員権や車、有価証券、宝石といった金銭的価値を持っている財産についても相続の対象となり、相続税が課される対象ともなります。
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不動産の相続における配偶者控除について

家族や親族の方が亡くなった際に遺産を相続することになるケースがあることかと思います。
遺産を相続する際に、遺産には不動産も含まれますよね。
不動産も資産ですから、相続する対象物に含まれますし相続税が課税される対象になります。
相続税の支払いは大きな負担となってしまいますから、できるだけ節税できるところは節税対策を行っておきたいものなんですね。
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不動産の相続に関する実例について

亡くなった方から遺産を相続することとなった場合様々なトラブルに巻き込まれてしまうようなケースも残念ながらあります。
そんな時に専門的な知識を持っていなければ損をしてしまうこともありますので、知っておくべきことは知っておくとよいでしょう。
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不動産の相続を行政書士に依頼

不動産を亡くなった方から相続することとなった場合、様々な相続に関する手続きが必要となってくることかと思います。
相続に関しての手続きにおいて、自分自身で行うことができるものやまた専門家の方に依頼しないと専門的な知識などを必要とするため自分自身で行うことが難しいものなどもありますよね。
そういった場合にはどういった専門家の方に依頼すればよいのでしょうか。
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